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Posted by naturum at

2019年11月01日

ダウンの寝袋に求めるもの

グローバルスタンダードから大きく遅れをとり、取り残されている日本のアウトドア業界。

寝袋においても同様である。

先進国である欧米では、夏用のシュラフは化繊もダウンも保温性を高める為のドラフトカラーや

ドラフトチューブがあるのが当たり前である。


夏でも冷える夜には暖かく眠れるようにするユーザーファーストの姿勢である。

日本のシュラフメーカーで夏用の寝袋にこんな配慮は全くない。

電源サイトのキャンプ場でテント内の暖房器具や電気毛布など使用前提でダウンシュラフが不必要な無知ユーザーから絶大な人気のナンガ、

本来は身体にフィットさせてコールドスポットを無くす為に開発されたストレッチ生地のシュラフを、寝袋の中であぐらをかけると評判になって困惑しているmont-bell、

western mauntaineeringのシュラフの構造を丸パクリして以来、山の人間からの信頼を得たイスカ、

大手三社の他にもイスカの劣化コピーのタケモやダンロップなどもあるが、国内で小さなパイの奪い合いをしているだけの先進国から見ると原始的な生活をしている種族のような日本のシュラフ業界である。

主にナンガが広めたダウンは臭いというもの。

ダウンは大きく二種類に分かれる。

ダックダウンとグースダウンである。

臭いのはダックダウンでグースダウンは匂わない。

理由は簡単で、アヒルは脚が短いのでお腹が地面に付く。
地面から貰った様々な雑菌が繁殖するので臭いのだ。

ガチョウは脚が長いので羽毛が地面で汚れない。
だから臭くない。

ダックダウンが安くグースダウンが高いのはフィルパワーの違いも含め、当然である。

安物の臭いダックダウンを使い、国内で洗浄している事を売りにして高額販売しているナンガはそのため大幅な利益を得ているのである。

高級なグースダウンを使うmont-bellもイスカもグースダウン使用を全くといっていいほどアピールをしない。

ナンガほど詐欺に近いようなえげつないアピールをしなくていいが、もう少しやり方はあるだろう。

特にイスカの生地は撥水力がすごい、
縫製もナンガより余程しっかりしているのにわかる人にだけわかればいいやとダンディズムを気取っているようである。

以前のイスカはダウンシュラフ全てグースダウン使用だったが、今はairのXとEXだけで他はダックダウンである。

ホームページの詳細でグースダウン使用とダウン使用の文言の使い分けで誤魔化している。

イスカやmont-bellはグースダウンのシュラフらしいな?なら買おう
という人もいる。

なるほど、mont-bellもイスカもアピールしないのはこういう訳なんだな。


日本が世界と最も違うのは、ジッパーの位置である。

欧米のシュラフメーカーはほとんどが左ジッパーである。

理由は右利きのほうが圧倒的に多いからである。

右腕側のジッパーを操作するのに右腕を使うような非合理性は考えられないのである。

右肩が痒くて掻きたい時に右腕を使う人はいない。

日本のシュラフは右ジッパーばかりで左ジッパーの販売は見たことがない。

日本のシュラフメーカーは、日本人のほとんどが左利きだと思っているようだ。


欧米の大手メーカーは収納袋と共にストレージバッグを当たり前に付属させている。

日本のメーカーはストレージバッグ別売りが当たり前である。

使用しない時のが圧倒的に長いシュラフでダウンのフィルを失わせない為に、生地の劣化をさせない為に大切に保管してくださいという姿勢が当たり前の欧米のメーカー。

大切にしたい人は別途購入すればいいという日本のメーカー。

先進国との差は目が眩むほど果てしないものだ。


山の人間で例外的にナンガのシュラフを利用しているものもいる。

国内メーカーで撥水処理をしているダウンのシュラフはナンガからの販売のみだからである。

ダウンは濡れると保温性がなくなる。

日本のシュラフは外側の生地の撥水性と透湿性はしっかりしていても、内側の水分には全く無防備である。

人間は睡眠時にペットボトル1本分の発汗がある。

内側から濡れた場合、生地からダウンを経て外側の生地を抜ける。

イスカの社長は自然界のガチョウやアヒルは羽毛が濡れても自然乾燥しているからダウンの撥水処理は必要ないと言っているそうだ。

体温と外気で乾燥しているものと、生地の中で外気に触れる事のないものを同一視している大変な人である。

生地に覆われた湿ったダウンを乾燥させるには、数日間の陰干しが必要である。

ちなみに、天日干しは生地もダウンも傷めるだけなので止めましょう。

連日の使用を考えると、ダウンの撥水処理はとても重要なのである。

欧米の大手メーカーはグースダウン使用でドライダウンがスタンダードである。

ナンガの安物ダックダウンで撥水処理しているものと比べても断然安く購入できる。


ダウンの寝袋を購入するならば、
グースダウンでダウンに撥水処理をしていて、
ストレージバッグも付属してあり、
右利きの人が右腕右手を操作しやすい左ジッパーで、
極限まで保温性を考慮した構造の欧米の大手メーカーから選ぶのが利口である。  

Posted by アーバンターザン at 13:18

2019年03月01日

2019新商品 Helinox Cot Large Convertible でキャンプツーリング

ヘリノックスは2019年のニューカマーとしてコットマックスと同じサイズのコットラージを販売している。

対荷重が145kgから120kg
重量が2950gから3030g
とスペックダウンして35000円弱で販売である。

その代わり、脚が4つから3つになった事で設営撤収の手間が1つ省ける。

コットレッグが12本なのでハイコットにコンバートする場合も数千円安く買える。

コットにソロテントを載せるキャンプツーリングのスタイルを考えるライダーには少しだけ買いやすくなったが、
コットマックスと同じサイズではなく横幅が100cm以上だと載せられるテントがかなり増えたので少々残念である。

まぁ日本のアウトドアメーカーと違って常に開発を怠らないヘリノックスなので90cmや100cmや120cmなど新しいサイズ展開は来年以降に期待しよう。

そして、日本の代理店であるmont-bellが現地で35000円しないコットラージをいくらで販売するのか興味津々である。

  

Posted by アーバンターザン at 12:00

2019年02月16日

旅ライダーには黒いテント Helinox alpinedome1.5p

荷物満載で走る旅のライダーを見ると、
黒いバイク
黒いヘルメット
黒いジャケット
黒いブーツ
黒いグローブ
黒いシートバッグ
がほとんどである。

そんなライダーがキャンプ場に到着すると、
派手な原色のテント
ちがう原色のマット
またちがう原色の寝袋
さらにちがう原色のチェア
まぁこんな配色の服装でデートに現れたら相手は急用ができたと言って帰るのが当たり前な趣味の悪さである。

ファミリーキャンプならまだしも、ライダーのキャンプ装備は知らない人からするとダークカラーでかっこいいものと思われている。

ライダーなら走っている時のかっこよさをキャンプ場でも持続させるべきだろう。

黒のテントでツーリングに一番オススメしたいのは、ヘリノックスのテント アルパインドーム1.5pである。


日本円で48000円弱
重量1.7kg
両面シリコンコーティングで加水分解しない一生もののテントである。
ポールは自社のDACで世界のテントメーカーに卸しているものより強度が高く耐風性は世界最高
フライシートは1500mm ボトムは10000mmの驚異的な耐水圧である
簡易的ではあるが、ハブポールでフットプリントにはめ込むだけで自立するので設営に余計な時間をとらない
ベンチレーターの支えも芯があるためテンションがかかるつっかえ棒タイプ
耐水圧10000mmのフットプリントは別売りで4400円弱



サイズも1人と荷物でちょうどいい
インナーテントはフルメッシュでドアは前後にあり通気は抜群に良い
冬用のインナーテントも10600円弱で別売りしている。
同じく両面シリコンコーティングの黒いタープも3.5m×2.9mで23000円弱で売っている

マットやピローや寝袋やランタンも黒で揃えて
旅のライダーならかっこよくキャンプツーリングをしてほしい。

問題は日本の代理店であるmont-bellが自社製品保護の為、入荷しないので韓国に行かないと買えないのである。

mont-bellは1年だけアルパインドーム2pを入荷したものの77000円弱のテントを12万円弱で販売し全く売れなかった為、今後ヘリノックスのテントを日本で販売しない事にした。

48000円で世界最高水準のスペックを持ったアルパインドームを販売したら自社どころかアライやダンロップなど他の日本のテントメーカーのテントがいかに遅れた商品かバレてしまい誰も買わなくなってしまう。

世界と競争する姿勢は微塵もなく、低品質高価格の製品を守るために入荷しないというのがmont-bellなのである。






  

Posted by アーバンターザン at 10:58

2019年01月31日

ISUKAとNANGA 大坂商人と近江商人

近江商人の通った跡にはペンペン草も生えないと云われる。

実際にはズルいことやセコいことをして利益を上げることを固く禁じ、無駄な出費を徹底的に削減して、地道に努力を重ねる事を教訓として掲げていたそうだ。

ナンガは滋賀の会社であるので近江商人となる。

しかし、ナンガは近江商人の禁則事項を用いて急成長を遂げた。

方法論はスノーピークと同じである。

実態のない幻想を抱かせ実際の品質とは大きく解離した物を頭の弱い顧客に高額で購入させる商法である。

ダウンは大きく二種類に分かれる。

ダックダウンとグースダウンである。

高品質のグースダウンには基本的には手をつけず、安物のダックダウンをさも高級品かのように打ち出し国内で洗浄していることを売りにしている。

ダックダウンは獣臭いので洗浄は重要である。

グースダウンは獣臭がないのでそんなに洗浄は重要ではない。

羊肉でいうとダックダウンは輸入マトン、グースダウンは国産ラムくらいの臭いの違いである。

洗浄が重要事項の安いダックダウンを仕入れ国内で洗浄すると高いグースダウンを仕入れて洗浄するよりはるかに安上がりな上、国内で洗浄した事が売りになる。

ある種の人々にはメイドインジャパンのタグは盲信の対象なので大いに効果がある。

メイドインジャパンが全て高品質と思い込むのは盲信というか妄信である。

ひっそりとではあるが、ナンガのラインナップにもグースダウン使用の寝袋はある。

ダウン180gでこの価格である。

グースダウン使用の寝袋は老舗のイスカにラインナップが多い。

イスカは同じ180gでこの価格である。

どちらがどのような商売をしているかは一目瞭然である。

寝袋の構造的にも冷えやすい足元にダウンを多くしたり、自重で潰れて意味がなくなる背中のダウンを減らしたり、一番冷えが伝わるファスナーの内側に厚手のカバーを施したり、均等にフードが絞まるようなドローコードにしたり、ショルダーアーマーもしっかり均等に絞まるのでコールドスポットができにくい工夫をしているイスカ。

漫然と均等にダウンを配置しコールドスポットへの配慮がないナンガの寝袋とは全てにおいて話にならないくらいレベルが上であるのだ。

だが、山の人間以外にはイスカの凄さが伝わらない。

理由はダウンシュラフが必要ではない人々がスノーピークのようにブランディングしたナンガの巧妙な手口にまんまと引っ掛かっている。

ただそれだけである。

ナンガのダックダウンのグラム数とイスカのグースダウンのグラム数を比較してナンガのがコスパがいいと思い込み、単純にグラム数の多いほうが暖かいと思い込む。
豚バラ肉と国産牛霜降り肉を比較して豚バラのが高級でおいしいと断言できる程度の洗脳と調教をされナンガを絶賛する信者になる。

ダウンシュラフは体温を反映し暖かくなる。
つまり、身体にフィットしないと暖かくならない。
防寒具を身に付けていては暖かくならない。

極端にいうと裸でシュラフに入るのが一番暖かくなるのがダウンなのだ。

ナンガユーザーのほとんどはシュラフに入ってもゆったりして窮屈感がないのがいいと言う。

ゆったり空間が寒さの原因でダウンの意味がない事もわからないのがナンガユーザーの特徴である。

山においても防寒具のままシュラフに入る奴は化繊のシュラフを使う。

防寒が命に係わる山の人間でナンガを使う人は0ではないが限りなく0に近い。

調子に乗ったナンガはアメリカに進出しようと画策したが全く相手にされないので盛んに首を傾げていたそうたが、そんな低品質で高価格の無名メーカーがアウトドアの本場で受け入れられると思い込めたのは理解不能でサイコパス的な怖さまで覚える。

数年前までのファミリーキャンプブームの恩恵を受けられなかったイスカは残念だったであろうが、新規参入でブームに乗りズルくセコい商売で急成長した結果のツケを払わされる未来よりマシだろう。

ものを知らない人もいつかは知る事になる。

そうなった時、イスカとナンガのどちらが顧客の信頼を得るかはまともに社会生活を送っている人間なら誰でもわかる事である。

大阪の会社で大坂商人であるイスカが近江商人心得のような商売をしている皮肉な日本のアウトドア業界なのである。










  

Posted by アーバンターザン at 09:14

2018年11月22日

kawasakiカラーのブラック&グリーンでキャンプツーリング

カワサキのカラーはライムグリーンとブラックである。

ブラックとグリーンのキャンプ装備を揃えたいライダーは参考にしてほしい。


このテントはフライシートがスリーブ式でインナーがフライシートに吊り下げである。
ポールをスリーブにインサートさせるだけでテントが設営できるヒルバーグと同じスタイルだ。
とても簡単で速い。
ドアが前後にあり、前室は前後共70cm。
長辺220cm×短辺140cm×高さ115cm。
収納サイズは48cm×16cm。
重量は2.26kg。
生地はポリエステルでフライとボトム共に耐水圧3000mm。
アルミポールでグランドシートも耐水圧3000mmで標準装備である。
吊り下げインナーなのでフライシートとグランドシートでシェルターにもなる。
つまり、雨の中の撤収でもインナーを濡らさずに済む。
インナーテントのドアは全面メッシュになるのでツーリングシーズンである真夏でもテント内に風が通って涼しく眠れる。

このテントにはこのタープを合わせたい。
収納サイズは30cm×14cmで寝袋と変わらない。


タープポールもライムグリーンで合わせよう。
5本継ぎの220cmである。
つまり一節44cmとバイクのパッキングにはこれ以上ないサイジングだ。


ガイロープはブラックで


アルミ自在はライムグリーン


アルミペグもライムグリーン


寝袋はブラック&グリーン


マットはブラック


チェアはブラック&グリーン


テーブルもブラック&グリーン


ランタンもブラック&グリーン



クッカーはブラック


ストーブもブラック


ライムグリーン&ブラックのダブルステンレスマグカップ


こんなキャンプ装備でツーリングするカワサキカラーのブラック&ライムグリーンのバイクがキャンプ場にいたらとてもかっこいい。

ライダーならかっこつけようぜ  

Posted by アーバンターザン at 11:12

2018年06月19日

旅ライダーにおけるキャンプツーリングのマット

旅のライダーは毎日長い距離を走って疲れている。

キャンプの設営と撤収は速く楽に済ませたい。

その結果、ワンタッチテントというギミックに惹かれるのである。

しかし、普通のシンプルなクロスポールのテントのが速く設営できる。

撤収もワンタッチテントのが時間がかかる。

これは実際に使ってみないとわからない事であるので、授業料を払って学ぶしかない。

マットにおいては、
設営撤収が楽だと収納サイズが非常に大きいウレタンの折り畳みマット
収納サイズが小さいと設営が大変で収納が楽なエアーマット
収納サイズが小さいと設営がちょっと楽で収納がとても大変なインフレータブルマット
が一般的である。

収納サイズが小さく設営撤収が楽なマットはないのか?というとフットポンプ内蔵エアーマットがあるのだが、なぜか使用しているユーザーが少ない。

フットポンプ内蔵のエアーマットであるが、
Nemoや

expedなどで200ドル弱からである。


Amazonでも中国メーカーのフットポンプ内蔵エアーマットが5000~10000円未満で販売しているが、マットの生地の強度とポンプに問題があるので長く使用したい人にはおすすめできない。

旅のライダーチャリダーはマットの設営や撤収の面倒さと収納サイズで悩むものである。

しっかり疲れを取る為には寝袋とマットがテントよりお金をかけるべきところであると冬山に登る人なら理解できるが、旅のライダーチャリダーには悩ましい問題なのである。


  

Posted by アーバンターザン at 19:02

2018年04月25日

北海道ツーリングは空気が綺麗

北海道ツーリング中に地元民に聞かれる事で一番多いのが、
北海道は空気いいでしょ?
である。

我々旅のライダーチャリダーには返答に困る質問である。

道民は空気がいいという返答を強要しているのだが、正直言って北海道ほど空気が悪いところはない。

北海道は車両のディーゼル規制がない。

古いディーゼル車が黒煙を上げて走っている。

バスとトラックは全て黒煙を上げて走っているのだ。

一般の乗用車でも半分近く黒煙を上げて走っている。

車道で風をあつめて走るライダーチャリダーは排ガスで皆のどや目をやられる。

排ガス臭いし汚れるし、
北海道の空気がいいなんて思う訳ないのだ。

車移動の観光客にはわからない感覚である。

風景の良いところでやっと車から降りて
北海道は空気いいな~なんて言う奴らには絶対にわからない。

そんな北海道で摩周湖の透明度が下がってきたので、排ガスのせいではないかと一般車両進入禁止の実験が行われた事があった。

指定のバスじゃないと摩周湖に行けないのだが、お察し通り全て古いディーゼルで黒煙を吹き上げるバスであった。

北海道の人は自然への敬意がないのか、道徳心がないのか我々旅の者が行く風景の綺麗な場所にゴミを棄てる。

粗大ごみから生活ゴミまでゴミだらけである。

釧路湿原も地元民にとってはゴミ捨て場だったのだが、西武グループの私有地が広大だった為ゴミを捨てられない範囲が広くラムサール条約に登録された。



北海道はコンビニから道の駅までどこにもゴミ箱の設置がされていない。

北海道のコンビニチェーンはゴミ箱がないのだが、セブンはさすがにゴミ箱が設置されている。

だが、ゴミ箱は住民の家庭ゴミで溢れている。


北海道は手つかずの自然がいっぱいで美しいところという幻想を抱いている旅のライダーチャリダーはいない。


  

Posted by アーバンターザン at 08:45

2018年04月23日

北海道ツーリングと道民の情

ツーリングシーズンは夏である。

夏は暑い。

涼しいところに行きたい。

北へ向かう。

北の果ては北海道。

夏の北海道が旅ライダーで溢れているのは必然である。

旅人の間では、風景の北海道 人情の九州と云われている。

確かに超ドライな北海道の人達と、情に厚い九州の人達では比べるのが酷である。

北海道の人は北海道から出た事がない人がほとんどで北海道外から来たものへの好奇心が非常に旺盛である。

全国チェーンで北海道に店舗がないというのも多く、日本への憧れが強い道民は北海道初出店となると祭り騒ぎなのだ。

例えば、ススキノに餃子の王将が出店した際は大行列ができていた。

だが、極端に新し物好きで飽きっぽい道民はすぐにそっぽを向く。

北海道で商売は長続きしないと云われる。

人付き合いも同じで、北海道外から来た人間への好奇心は大変なもので旅人はそれを親切と勘違いする。

好奇心からガンガン話しかけてきて家に泊まれと言う。

また来年でも北海道に来たら顔だけでも見せにおいで。

北海道ツーリングではよくある話だ。

但し、本当に顔だけで再訪すると取りつくしまもない。

好奇心が満たされたらもう用なしなのだ。

しかし、手土産ひとつあるともてなしてくれる。

北海道民は絶対に情で動かない。

乾ききったハードボイルドである。

だが、超合理的なので利益で簡単に動く。

理解すると容易い人種なのだ。

日本人的な情緒を期待せず、目先の利益をぶら下げて付き合うと扱いやすいのが北海道民である。

北海道ツーリングにおいて人とのふれあいで気をつけるべき対象は、旅の女性ライダーと道民である。

  

Posted by アーバンターザン at 08:45

2018年04月20日

Helinox COT MAX Convertibleでキャンプツーリング


Helinoxのコットマックスは長辺210cm 短辺75cmである。

他にこのサイズはteton sportsのユニバーサルコットが210×80cm、
アウトフィッターコットが210×100cmくらいで
共に10kg以上1m以上の収納サイズである。

収納性と重量を鑑み携帯性となるとHelinoxコットマックスが最大という事になる。

コットはテントの中に置いて寝るものと考える人がほとんどだが、コットマックスの上ならソロテントを載せられる。

ソロテントは概ね210×75~90cmである。

コットレッグを装着すると高さ38cmである。

この高さだとテントへの出入りが楽になる。

地面に接するのがコットレッグの足先だけで撤収時の掃除は足先を拭くだけで終わる。

寝袋などの撤収をコットの上でできるので楽である。

グランドシートがいらない。

コット下のスペースにローテーブルを置いて荷物やブーツを載せる。

高さ38cmのテーブルやチェアは宙に浮いた前室後室の中に置ける。

コットマックスはコットワンとあまり収納サイズが変わらないので、大きなテントにコットワンより小さなテントにコットマックスのが容量は小さくなる。


数年前、ユニフレームからコッテンというコットに載せる用テントが販売された。

ありきたりの210×90cmのソロテントのグロメットにゴムがついていて、コットの脚に括る。

それだけでコット用テントとして販売したのである。

ユニフレームのコットは190×66cmである。

テントの長辺も短辺も大きく余る。

コットのサイズに合わせてテントが覆い被す事になる。

結果、テントのサイズが190×66cmになる。

そんなテントに入って寝られるのは、子供か小人くらい小さいおっさんくらいである。

ユニフレームのコッテンが半年で廃盤になった理由である。

せめてコットをテントのサイズに合わせて作るかすればいいのにと思うが、しない所がいかにも日本のアウトドアメーカーである。

ユニフレームはユーザーの信頼が割合高いのだが、こんな安易で杜撰な企画が通る会社って一般的にはかなりヤバいわな。


元々アメリカの軍ではGIコットの上にテントを載せるスタイルがある。

戦地のベースキャンプの宿営地ではコットにテントがベッドになる。

米軍に卸すテントメーカーのソロテントはコットに設置できる用に作っている。

そして、野営地では地面に設営するのである。

軍のソロテントサイズは210×80くらいでHelinoxコットマックスに載せるとテントのサイズをスポイルしない。

米軍からの要望で作られたテントから一般のテントにフィードバックされた技術はたくさんある。

ハブポールもその一つである。

グランドシートのハトメに挿入するだけでポールが自立するのは小さな事だが、疲れた身体では大きな楽になるのだ。

山とは違った意味で命がかかる現場からの要望は野営道具の進化を導いている。

  

Posted by アーバンターザン at 08:47

2018年04月18日

旅ライダーのキャンプにコット


コット、つまりキャンプベッドを旅に用いるライダーはほとんどいない。

いたとしても、他の必要な何かを削っている。

キャンプツーリングでコット泊のライダーが増えているような印象を受けるのは、ネットに向かってキャンプする奴が原因である。

旅じゃなく ツーリングじゃない キャンプ場までの足としてバイクに乗る自称キャンプツーリングライダーがTwitterやインスタに画像をyoutubeに動画を出している。

その影響でコット利用のライダーが増えている気がするのである。

実際に旅をするとライダーでバイクにコットを積載している者がほとんどいないのがわかる。

ネットの情報は実相と全く違うという事がわかる。

ファミリーキャンプのように日がな一日キャンプ場でダラダラする自称ツーリングライダーのキャンプが旅ライダーと同じ装備な訳がない。

Helinoxが開発したコットはその革新性でそれまでの常識をひっくり返したが、それでもまだ大きく重い。

軽さと設営撤収の簡単さならウレタンの折り畳みマット


軽さと収納性と撤収の簡単さならエアーマット


収納性と設営がほんの少しだけ楽なインフレーターマット

とライダーのマット事情は登山と同じ状況である。

コットは持っているが、旅に持っていくのはちょっとな
というライダーが多いのは、バイクの積載量と毎日の設営と撤収が問題になる。

それがどれだけシビアかは、旅をしたことがない自称ツーリングライダーにはわからない話だ。

自宅からキャンプ場まで走る、キャンプ場から自宅まで走る移動をツーリングという奴らは世田谷区内から東雲のライコランドに行くのもツーリングというのだろう。

そんな奴らのキャンプ装備を手本に旅に出たら2日でうんざりしてホテル泊まりになるだろう。

毎日走り疲れた身体で設営をして、毎日早朝に撤収して出発するのだ。

テント内の床に寝具のマットではないシートのマットを敷くファミリーキャンプ感覚の自称ツーリングライダーを参考にするとバイクに荷物が積めなくなる。

バイクで旅に出ようと考えているライダーは気をつけるように。

旅人は荷物が少ないのが美徳である。

ないものは知恵で乗り切る。

ファミリーキャンプや自称ツーリングライダーのように重く嵩張る鉄のハンマーでペグ打ちをする意味など全くない。

ペグは足で踏めば入る。

入らない場合は石で打ち込むなど代用できるものはいくらでもあるのだ。

旅の装備において必要十分は多すぎる。

必要不十分な装備に知恵と知識とイマジネーションが旅の基本である。

知恵と知識と想像力は荷物にならない。

そして、自分を守る懐刀になる。  

Posted by アーバンターザン at 08:41