キャンプツーリングをやりたいライダーへ

北海道ツーリングをすると雄大な風景に圧倒されて感動がある。

最初だけは感激する。

すぐに慣れて給食のビーフシチューくらい深みも何もないただ大味の風景に飽きてくる。

バイクで居眠り運転なんてある訳がないと思っていたが、あまりに単調で退屈な風景に睡魔が襲うのが北海道ツーリングである。

何時間走っても同じ風景で何の変化もないとさすがに眠くなるのだ。

青看板すらない。

だから、道端の看板に目を引かれる。

イオンこの先130kmという看板が出ているのが北海道である。

都内都心部から水戸まで120km
宇都宮まで100km

そんなとこに買い物行かねえよ。



北海道ツーリングのライダーが気になっている看板はイオンではない。

道民雑誌クオリティ


旅のライダーチャリダーはキャンプ場やライダーハウスや帰りのフェリーで必ずこの看板の話が出る。

道民雑誌クオリティって看板よく見かけるけど、あれなんなんだろうな？

語感のおもしろさと、何もないところに突然現れる看板のインパクトで旅人の心に残るのだ。

ただ、旅人は皆この謎を謎のまま抱えて帰るんだよ。

解明なんて野暮な真似はしない。

またいつか北海道を旅する日までのおみやげにするのだ。

そんな情緒をぶち壊して

道民雑誌クオリティって○○なんだよ

と教えて旅人の気持ちを白けさせる事のないように。